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教室員紹介 |
現在大学勤務の医局員は、43名おります(社会人大学院生1名、女医復帰枠の医師8名を含む)。そのうち助教(任期制)以上のスタッフ18名と医員17名で専攻医8名の指導にあたっています。専攻医は8名が大学に在籍、4名が関連病院で後期研修を受けています。また、研究部門では、医学研究科(大学院生)の1名が実験・研究に取り組んでおります。そのほか、関連病院に出張している医局員は9名おります。
今年度も4名の新入医局員を迎え、医局の雰囲気はますます活気にあふれています。
本学出身者のみならず、他大学出身者(岩手医科大学、大分大学医学部、大阪市立大学医学部、金沢医科大学、川崎医科大学、北里大学医学部、群馬大学医学部、埼玉医科大学、産業医科大学、帝京大学医学部、東海大学医学部、東京大学医学部、東京医科歯科大学医学部、富山医科薬科大学医学部、鳥取大学医学部、広島大学医学部、長崎大学医学部、日本大学医学部、福岡大学医学部、山梨医科大学、宮崎医科大学等)も医局の内外で多数活躍しています。
《令和5年4月現在》
スタッフ
役職 | 氏名 | 専門分野 | 出身大学 | 出身地 |
診療科長 教授 |
Narita Masami 成田 雅美 |
アレルギー |
東京大学大学院 |
神奈川県 |
教授 |
Yoshino Hiroshi 吉野 浩 |
血液・腫瘍 | 山梨医科大学 | 東京都 |
病棟医長 准教授 |
Hosaki Akira 保崎 明 |
循環器 | 杏林大学医学部大学院 | 東京都 |
NICU/GCU病棟医長 |
Hosoi Kenichiro 細井 健一郎 |
新生児 呼吸器 |
杏林大学医学部大学院 | 東京都 |
講師(学内) |
Nomura Yuko 野村 優子 |
新生児 | 杏林大学医学部 | 山口県 |
外来医長 講師 |
Tanaka Eriko 田中 絵里子 |
腎臓 |
東京医科歯科大学 大学院 |
東京都 |
研究室長 講師 |
Fukuhara Daisuke 福原 大介 |
膠原病 腎臓 |
杏林大学医学部大学院 | 千葉県 |
助教 |
Honda Seiko 本田(麓) 聖子 |
新生児 |
金沢医科大学 杏林大学医学部大学院 |
神奈川県 |
医局長 助教 |
Miyata Yohane 宮田 世羽 |
神経 |
杏林大学医学部大学院 |
東京都 |
助教 |
Kawaguchi Asuka |
アレルギー |
杏林大学医学部 |
東京都 |
助教 |
Kiuchi Zetnaro |
膠原病 腎臓 |
杏林大学医学部大学院 |
神奈川県 |
(任)助教 |
Miyazawa Noritaka 宮澤 永尚 |
血液 腫瘍 |
杏林大学医学部 |
静岡県 |
(任)助教 |
Tokita Masatoshi 鴇田 雅俊 |
循環器 新生児 |
杏林大学医学部 |
千葉県 |
(任)助教 |
Hamano Sho 濵野 翔 |
呼吸器 アレルギー |
杏林大学医学部大学院 | 東京都 |
(任)助教 |
Ozawa Yuri 小澤 悠里 |
新生児 | 川崎医科大学医学部 | 岐阜県 |
(任)助教 |
Nasu Yukari 那須 ゆかり |
新生児 アレルギー |
福岡大学医学部 |
福岡県 |
(任)助教 |
Kotani Masashi 小谷 昌史 |
新生児 |
川崎医科大学医学部 |
東京都 |
(任)助教 |
Hashimoto Satoru 橋本 悟 |
内分泌 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
医 員
役職 | 氏名 | 専門分野 | 出身大学 | 出身地 |
女医復帰支援枠 | 花井 彩江 |
新生児 神経 |
大分医科大学 |
長崎県 |
女医復帰支援枠 |
増古 康子 |
アレルギー |
杏林大学医学部 | 埼玉県 |
女医復帰支援枠 | 安藤 理恵 | 血液・腫瘍 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
女医復帰支援枠 |
森久保 美保 | アレルギー | 杏林大学医学部 | 東京都 |
女医復帰支援枠 |
長堀 由香里 |
一般 |
杏林大学医学部 | 東京都 |
女医復帰支援枠 | 濵野 祥子 | アレルギー | 埼玉医科大学医学部 | 東京都 |
女医復帰支援枠 |
大久保 結子 |
内分泌 |
杏林大学医学部 | 東京都 |
医員 社会人大学生 |
瀧浦 俊彦 |
内分泌 |
杏林大学医学部 | 東京都 |
医員 |
木村 俊彦 |
新生児 アレルギー |
帝京大学医学部 | 東京都 |
医員 |
西條 智子 |
呼吸器 |
杏林大学医学部大学院 | 福岡県 |
医員 | 阿部 真麻 | 神経 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
医員 | 大津 絢香 | 呼吸器 | 埼玉医科大学医学部 | 東京都 |
医員 | 小池 卓也 | 循環器 | 東海大学医学部 | 東京都 |
医員 | 三井 清誉 | 一般 | 杏林大学医学部 | 山梨県 |
医員 | 栁下 康博 | 一般 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
医員 | 黒川 安裕 | 新生児 | 杏林大学医学部 | 茨城県 |
医員 | 荻原 瑛由実 | 神経 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
専門研修医(レジデント)
役職 |
氏名 | 初期研修病院 | 出身大学 | 出身地 |
後期研修医3年目 |
窪田 仰 |
杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
後期研修医3年目 | 妻木 裕太郎 | 杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
後期研修医2年目 |
木村 恵理子 |
杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
後期研修医2年目 |
野村 賢太郎 |
千葉県立病院群 | 杏林大学医学部 | 埼玉県 |
後期研修医2年目 |
田中 佐和子 |
杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
後期研修医2年目 |
村上 慶充 令和5年度出向中 |
杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
後期研修医2年目 |
山岡 寛範 令和5年度出向中 |
東京警察病院 | 広島大学 | 東京都 |
後期研修医2年目 |
吉田 瑠莉 令和5年度出向中 |
杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 茨城県 |
後期研修医1年目 | 大竹 由起 | 杏林大学病院 |
聖マリアンナ医科大学 医学部 |
東京都 |
後期研修医1年目 |
加勢田 正人 |
杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 熊本県 |
後期研修医1年目 | 後藤 健太 | 杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
後期研修医1年目 | 林 彩香 | 杏林大学病院 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
専修医
出張施設 | 氏名 | 専門分野 | 出身大学 | 出身地 |
佼成病院小児科 | 倉山 亮太 |
腎臓 |
杏林大学医学部大学院 | 千葉県 |
久我山病院 | 小林 智恵 |
新生児 循環器 |
杏林大学医学部大学院 | 埼玉県 |
久我山病院 | 中野 瑛子 | 神経 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
佼成病院小児科 | 髙橋 昌兵 |
消化器 |
杏林大学医学部大学院 | 東京都 |
佼成病院小児科 | 羽田 伊知郎 | 腎臓 | 杏林大学医学部大学院 | 東京都 |
佼成病院小児科 | 杉本雅子 | アレルギー | 杏林大学医学部 | 東京都 |
都立松沢病院 |
稲見茉莉 | 神経 | 群馬大学医学部 | 東京都 |
佼成病院小児科 | 呉 亜沙美 | 消化器 | 帝京大学医学部 | 兵庫県 |
佼成病院小児科 | 渡邉 雅慧 | アレルギー | 杏林大学医学部 | 東京都 |
非常勤医師
氏名 | 分野 | 所属 | その他 |
別所 文雄 | 血液腫瘍 | 日本医療科学大学保健医療学部教授 | 元主任教授 |
楠田 聡 | 新生児 | 東京医療保健大学大学院 臨床教授 | 元客員教授 |
楊 國昌 | 腎臓 | 佼成病院 | 客員教授 |
伊藤 純子 | 内分泌 | 虎の門病院 | 非常勤講師 |
小須賀 基通 |
小児先天代謝異常 ライソゾーム病 |
国立成育医療センター | 非常勤講師 |
柴田 典子 | ダウン症 | 愛和病院 | |
中村 由紀子 | 神経発達 | 島田療育センター | |
尾戸 真由 | 循環器 | 佼成病院 | |
松岡 雄一郎 | 神経 | 東山病院 |
大学院生
大学院 |
氏名 | 専攻分野 | 出身大学 | 出身地 |
社会人大学院生 | 瀧浦 俊彦 | 内分泌 | 杏林大学医学部 | 東京都 |
留 学
2009年4月に杏林大学小児科に入局し、2019年5月からアメリカのMassachusetts General Hospital (MGH), Endocrine Unitに留学しResearch Fellowとして研究をしている木内善太郎です。
MGHはアメリカ東海岸ニューイングランド地方最大の都市であるボストンに位置しています。ボストンはアメリカで最も古い歴史を誇る都市のひとつであると共に、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など多数の大学や研究所、病院があり世界的な学術都市です。また音楽、スポーツも有名でとても活気があります。治安は良く、地下鉄やバスといった交通も非常に発達し生活しやすい街です。MGHは1811年に創立したハーバード大学関連医療機関の中でも中心的な病院です。2019年5月から渡米し約2ヶ月が経過し、少しずつアメリカでの生活に慣れ始めたところなので、まだまだ短い期間ではありますが現在の状況を留学体験記として寄稿させて頂きます。
初めての長期海外生活のため新しい環境への期待や不安の入り混じる中で渡米しました。ボストンの5月はまだ肌寒い日もありますがようやく厳しい冬の寒さを乗り越えて穏やかになり、たくさんの花の咲く春の季節です。暖かな気候とは裏腹に海外生活の立ち上げには困難を伴いました。渡米前に住居を決定する事が出来ていたため少しは落ち着いて新生活をスタートする事ができましたが、日本とは異なる様々な生活習慣や文化に困惑する事も多かったです。銀行関連のお金の事やSocial Security Number取得などの手続きから始まり、購入した椅子が約束した日程に届かなかったり、シャワー・乾燥機・キッチンディスポーザーが立て続けに故障してしまい困ってしまいました。やはり言葉の問題は大きく、意思疎通の大切さを痛感させられる日々です。幸いにも住居の管理人や研究室の同僚がとても親切で、分らない事について丁寧に教えてくれ感謝しています。
研究についてですが、私の研究指導者であるDr. Harald Jueppnerは主に腎臓と内分泌を専門とし研究を行っており、特にカルシウム・リン代謝において多くの業績を残しています。実験室には自分用のデスクと実験台をもらい広々としたスペースで実験ができます。他部門との連携も確立していて例えば遺伝子解析についてもサンプルの調整が済み解析部門に提出すれば迅速に結果が出て、とても恵まれた環境だと感じています。私は腎障害モデルマウスを用いたリン代謝の研究と偽性副甲状腺機能低下症の病態解明という2つのプロジェクトに関わり、日々、実験に没頭する生活を送っています。最初に実施した実験が遺伝子メチル化解析でしっかりと合理的な結果が出た際には、ピペット操作等の手技がとても正確だとお褒めの言葉をもらい、杏林大学でしっかりと基礎研究を学び良かったと実感しモチベーションとなっています。こちらでの実験を開始したばかりで、今後どのような結果が出てくるかは分かりませんが、貴重な時間を実りのあるものにすべく研鑽を積んでいきたいと思います。このような機会を与えて頂いた杏林大学小児科をはじめ、留学に際し関わって頂いた全ての皆さまに感謝致します。
2019年7月1日
Massachusetts General Hospital / Harvard Medical School
木内善太郎