ホーム > 小児科のご紹介 > 診療グループ > 内分泌/診療内容
診療グループ 診療内容 |
内分泌 |
― 対象疾患 ―
● | 新生児 | |
クレチン症、母体要因に伴う甲状腺機能異常、新生児低血糖症
|
||
● |
成長障害 |
|
SGA性(在胎週数に比し小さく生まれた児)低身長症、Turner症候群、慢性腎不全に伴う低身長症、軟骨異栄養症、骨系統疾患、成長ホルモン分泌不全性低身長症など
|
||
● |
下垂体疾患 | |
|
脳腫瘍治療後の下垂体機能障害、汎下垂体機能低下症、中枢性尿崩症など
|
|
● |
甲状腺 | |
|
先天性甲状腺機能低下症(甲状腺低形成、異所性甲状腺、ホルモン合成障害など)、Down症に伴う甲状腺機能異常、Basedow病、橋本病など
|
|
● |
カルシウム異常 | |
|
ビタミンD欠乏症、副甲状腺機能異常など
|
|
● |
性線 | |
|
思春期早発症、思春期遅発症、原発性/中枢性性線機能低下症(腫瘍治療に伴う内分泌障害を含む)など
|
|
● |
副腎 | |
Cushing症候群、原発性/中枢性副腎機能低下症など
|
||
● |
糖代謝異常 | |
1型糖尿病、2型糖尿病、MODY、ステロイドによる糖代謝異常など
|
||
● |
その他 | |
単純性肥満など |
― 診療内容 ―
患者さんのスムースな日常生活を精一杯サポートすることをモットーに、診療させていただいております。
内分泌疾患は馴染みのない部分が多い故に、理解が難しいところもありますが、この領域は長くお付き合いをしていくという性格が強く、日常生活をスムースに送るためにはきちんとした病気の理解が欠かせません。そのため、外来診療では、理解がなるべくスムースにいくよう、丁寧な説明を心がけております。
●
|
低身長症では、まず外来で診察や問診を行い、血液検査や手の骨のレントゲン(年齢相当の骨成熟ができているかの確認のため)を行います。この際、非常に重要なのが、今までの成長の記録です。今までどのように成長してきたかをグラフにすることは、身長や思春期の問題を見る上で極めて大事な一歩です。受診する際は、可能な限り、測定年月日を含んだ成長の記録の持参をお願いします。
|
|
●
|
低身長症の詳細な検査が必要な場合は、入院の上で負荷試験や下垂体MRI検査を行っております。小児では安静の状態でMRI検査を行うことがあるため、必要に応じて眠くなるお薬を併用して検査を行います。
|
|
●
|
内分泌外来の診療では、年齢に応じて、外見上の思春期の変化を見ることがあります。思春期の進み方を確認することは、性腺の機能を見る上で重要です。
|
|
●
|
当院は24時間体制で3次救急まで含めた診療を行っているため、糖尿病性ケトアシドーシス、急性副腎不全などの救急疾患を扱う場面が多いのが特徴的です。
|
|
●
|
Down症専門外来があるため、それに伴う甲状腺疾患が多いことも、特徴の1つです。
|
|
●
|
周産期総合医療センターを有しているため、NICUを退院した患者さんも多く、近年はSGA性低身長症の成長ホルモン治療を行う頻度が増えてきています。
|
|
●
|
1型糖尿病では、当院の糖尿病内科のお力もお借りしながら、診療に当たっています。皮下注射での治療を中心に行っていますが、インスリンポンプの使用頻度も多くなってきています。 |